母乳が出ないを解決する!【完全母乳育児の実践記】

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母乳育児の悩み

胸が小さい貧乳だと母乳が出ない?胸の大きさと母乳の関係性

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胸が小さいと母乳育児に影響が出るのではないかと心配しているママが多いです。

胸が大きい人は母乳の量が多く、小さい人は母乳が出る量が少ないというイメージが強いですよね。

でも安心して下さい!

母乳が出る出ないに胸の大きさは関係ありません!

母乳が出る出ないの原因は他にあります。

母乳が出ないのは胸が小さいから?

胸が大きいから、小さいからという理由で母乳が出る出ないが決まるわけでなく、母乳を作る乳腺の量で決まります。

たまに「遺伝だから母乳が出ないのでは?」と言われることもありますが、遺伝で母乳が出ないことは無いので安心して下さい。

胸が小さいから母乳が出ないと思われる方が多いですが、胸の大きさは「脂肪の量」なので、母乳を作る乳腺とは関係ありません。

母乳の分泌量に胸の大きさは関係ない

母乳の分泌量は胸の大きさではなく、乳腺の発達で決まります。

乳腺は妊娠中に体内で増える「エストロゲン」によって発達します。

また赤ちゃんがおっぱいを吸うと「プロラクチン」というホルモンが分泌され、このプロラクチンには母乳を作ってくれる働きがあります。

「エストロゲン」と「プロラクチン」の2つのホルモンがちゃんと働いていても、最初の乳腺の発達時点でうまく乳腺が発達していないと、母乳の量はやや少なくなることはありますが、しっかり発達していなくても母乳は生成され押し出されるので心配はいりません。

おっぱいの脂肪はこの乳腺組織を守る役割で、母乳の量はこの乳腺が発達しているかどうかで決まります。

そのため、胸が小さい人でも乳腺が発達していれば母乳はちゃんと出ますので大きさには比例しないんです。

母乳が出る仕組み

出産で胎盤が体外に排出されると、胎盤から分泌されていた「エストロゲン」が減少し、母乳を作り出す「プロラクチン」が乳腺に働きかけて母乳を作る働きをしてくれます。

生産された母乳は、乳管を通って、いったん乳管洞に蓄えられます。

そして赤ちゃんがおっぱいを吸うことで、脳の視床下部を刺激し母乳を分泌させる「オキシトシン」が、乳汁を乳頭から勢い良く押し出して赤ちゃんのお口に入っていきます。

このオキシトシンは、お母さんが赤ちゃんを愛おしいと感じることで自然と分泌されます。

ストレスが溜まり過ぎていたり、疲れすぎるとこのオキシトシンが減少して母乳の出が悪くなることがありますので注意して下さいね。

母乳が出ない原因は他にある

乳腺も発達しているし、胸の大きさは関係ないのになぜ母乳が出ないのか?

と悩むママもいらっしゃいますよね。

母乳が出ない原因は実は身近なところにあります。

血行不良

母乳はママの血液から出来ているので、血液の流れが悪いと母乳の分泌も悪くなります。

血行をよくするには、冷え性や貧血などにならないように、体を温めることが大切です。

湯船にゆっくり入ったり、温かい飲み物で体を温めることが効果的です。

水分不足

赤ちゃんが1日に1リットルほどの母乳を飲むため、母体に必要な水分は約2リットルほどの水分を取る必要があります。

母乳は8割以上水分で出来ているため、水分補給をしっかりしていかなければなりません。

水分の過剰摂取はむくみの原因にもなりますので、授乳中はこまめに補給しましょう。

水分は血液の流れを良くし、母乳の出もスムーズになります。

冷たい飲み物ではなく、常温の水たんぽぽ茶、ノンカフェインのたんぽぽコーヒールイボスティーなどを飲むと母乳にとても良いです。

栄養バランス

母体が摂る栄養素はそのまま母乳となり赤ちゃんにいきます。

母乳が出るだけでなく、栄養沢山の母乳を作り出すためにも食事バランスはとても重要です。

脂分や油分の多い食事ではなく、和食中心の食事を取ることを意識して摂取してください。

母乳は、白米や豆類、海藻類や根菜類など栄養素が豊富な食べ物がとても良いです。

脂分や油分が多い食事は、血液をドロドロにし乳腺のつまりの原因になりますのでなるべく摂取するのは避けたほうがよいです。

母乳に良い食べ物については「母乳にいい食べ物はこれ!良い悪いが一目でわかる一覧表あり」にまとめてあるのでご参考ください。

ストレスや睡眠不足

授乳時は数時間置きに授乳するため、寝不足になり育児疲れでストレスがたまります。

母乳を分泌するプロラクチンは睡眠中にホルモンが分泌されるため、赤ちゃんと一緒にお昼寝をしたりと合間でできる限り疲労回復をして下さい。

またパパや身近にいる人にも上手く頼って、できるだけストレスを溜めないように工夫しましょう!

乳管のつまり

乳管が詰まっていると母乳の味がまずくなり、赤ちゃんが飲まないことで更に乳管がつまる悪循環となります。

乳管の詰まりを改善するには赤ちゃんに飲んでもらうことが一番ですが、吸わせ方や赤ちゃんの抱き方を工夫する他、母乳外来でおっぱいのマッサージをするなどがあります。

ママのとってもストレスの原因になってしまうので、詰まってる?と感じたらすぐに改善しましょう。

まとめ

母乳の分泌量に胸の大きさは関係なく、原因は他にあります。

必要な栄養素を摂取し水分補給をしたり、少しでも疲労回復ができるように努めたりすることでストレスを軽減することで、母乳の分泌量は変わってきます。

母乳を分泌するために必要なホルモンは睡眠中に多く分泌されるため、なるべく睡眠を心がけて下さい。

重要なのは胸の大きさではなく、ママがストレスフリーで健康な体でいること!

そうすれば赤ちゃんにとって必要な栄養素を作り出すことができます。

 

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