ウチの赤ちゃんは2ヶ月早く生まれた早産児でした。
生まれたときの体重は1511g。
当然自分でおっぱいを吸うことが出来ないので、搾乳をする必要があります。
でも搾乳だけだと母乳量が増えづらいんです。
ここでは
- なぜ搾乳だと母乳量が増えづらいのか
- 早産児で母乳育児をするのは何故大変か
- 搾乳で母乳量を増やす方法
などを妻の実体験を元に解説いていきます!
早産児の母乳育児は大変なことが多い
まず理解しておきたいのは早産児の母乳育児は通常の母乳育児より大変ということ。
1.赤ちゃんが直接吸えないので母乳量が増えづらい
母乳量を増やす上で一番効果的な方法は「赤ちゃんに直接吸ってもらうこと」です。
赤ちゃんが直接おっぱいを吸うことによって、プロラクチンという乳腺の発達を促進し、母乳を作る働きをしてくれるホルモンが増えます。
でも早産だと赤ちゃんに直接吸ってもらうことができません。
なので、どうしても通常の出産に比べて母乳量を増やしづらくなってしまいます。
2.病院に母乳を届けないといけない
早産の場合、NICUやGCUで入院します。
ここで母乳育児をしようと思ったら、搾乳して冷凍した冷凍母乳を定期的に届ける必要があります。
しかも、届ける際に少しでも溶けたら廃棄になってしまうとのこと。
なので、冷凍母乳が溶けないようにクーラーボックスなどに入れて、家から出来るだけ早く届ける必要があります。
さらに届けるのがママだと本当に大変ですよね。
産後、本当は大人しくしている必要があるのに、病院まで通わないといけません。
3.搾乳後、冷凍母乳を作る必要がある
先ほど出てきた冷凍母乳ですが、これを毎回搾乳後に作る必要があります。
搾乳した母乳を専用の母乳パックに入れて冷凍します。
これを毎回やらないといけないと思うと結構手間がかかりますよね。
このように早産児の母乳育児は通常の母乳育児に比べて大変なことが多くなるんです。
搾乳での母乳量を増やす方法
では実際に妻が実践して母乳量が増えた5つの方法を紹介していきます!
1.搾乳の回数を多くする
出来るだけ3時間毎に搾乳をするようにしましょう。
授乳や搾乳の時間が空いてしまうと、おっぱいが「もう母乳を作らなくていいんだ」と思ってしまい、母乳の作られる量が減ってしまいます。
逆に頻繁に母乳を出すことによって、おっぱいは「もっとたくさん作らなきゃ」と思うようになります。
なので、搾乳で母乳量を増やしたいならまずは搾乳回数を増やしていきましょう。
2.搾乳機を使う
妻は最初、手で搾乳し、注射器のようなもので吸い取っていました。
でも2時間かけて採れた量は2~5ml。。。
これではいつまで経っても母乳量が増えません。
そこで産後3日目から病院の搾乳機を使い始めました。
すると2時間で2~5mlだったのが、わずか30分で50~80mlに!
搾乳機を使うと出過ぎるようになって大変と言われたりしますが、出ないより良いと思います。
実際にママたちの悩みを調べていても、母乳が出過ぎていることよりも、母乳が出ないことの方が悩みとして多いし、深いです。
また搾乳機による刺激は赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激に近いということも言われたりするので、乳腺の発達促進にも繋がります。
なので、搾乳で母乳量を増やしたいなら搾乳機を使うのがオススメです!
3.食生活を見直す
母乳とママの食事は大きく関係してきます。
母乳はママの体で作られているので、大きく関係してくるのは当然ですよね。
妻は元々、食事には気を使っていたので、大丈夫かなと思ったら予想外の罠がありました。。。
それは妻が入院していた病院で出る食事が酷かったんです。
揚げ物が出たり、マーガリンなどの良くない乳製品が入った食事が出たりと。。。
そんな食事だと母乳が出づらくなっちゃいますよね。
でも退院した後、食事が改善されたら明らか出る量が変わっていました!
それだけ食事が母乳に与える影響は大きいので、食生活が乱れてしまっているママは改善してみてください。
「母乳にいい食べ物はこれ!良い悪いが一目でわかる一覧表あり」に母乳に良い食事と悪い食事を分かりやすくまとめているのでご参考ください。
4.水分をしっかり摂る
母乳の量に直結するのが水分の摂取量!
母乳の80%は水分で出来ているので当然水分がたくさん必要になります。
なので、水分補給はこまめに行いましょう。
妻が入院中は入院しているフロアの自販機の水が売り切れてしまうんじゃないかというくらい買っていました(笑)
5.母乳が出やすくなる飲み物を飲む
先ほど、水分補給が重要!とお伝えしましたが、水分なら何でもいいという訳ではありません。
避けたい飲み物
まず、○○オレみたいな乳製品の入った飲み物を大量に飲んでると、乳腺が詰まりやすくなってしまいます。
その他にもカフェインが含まれているものは赤ちゃんにも影響を与え、赤ちゃんが寝づらくなったりするので控えましょう。
カフェオレとかミルクティーとかが好きな人は要注意ですね。
そして一番控えたいのはアルコール。
アルコールを飲んだあとの母乳を赤ちゃんに飲ませてしまうと、発達障害や急性アルコール中毒などになる可能性があります。
あと気を付けたいのが冷たい飲み物。
冷たい飲み物を体を冷やすので、出来るだけ温かい飲み物や常温の飲み物にしましょう。
妻は自販機で水をたくさん買って常温で保存しておき、買ったばかりの水を飲まないようにしていました!
積極的に飲みたい飲み物
母乳量を増やすために飲みたい飲み物は、たんぽぽ茶、ルイボスティー、たんぽぽコーヒーなどが挙げられます。
これらはカフェインが入っておらず、ミネラルや栄養が豊富で、体を温める作用があるものは母乳量を増やすのに最適です。
飲み物を変えるだけでも母乳量が大きく変わってくるので、是非母乳に良い飲み物を飲んでみてください!
まとめ
確かに早産だと母乳育児は大変なことが多いです。
でも早産でも完全母乳育児をすることは可能です!
「母乳育児をしたいけど、早産だから・・・」と諦めたり、
「母乳が出ない・・・」と深く悩まずに、
ここにまとめた母乳が出る方法を少しづつ実践して頂けたらと思います!
特に悩み過ぎるとプレッシャーやストレスで余計に出なくなってしまうので、無理なく母乳育児を楽しんでください。